軽自動車でよくある故障とその防止方法について解説!
軽自動車を購入したのはよいけど、もし故障したらどういった対処をすればよいのか不安に思う人もいらっしゃるためはないでしょうか。故障にはいくつものパターンが存在し、故障する原因もさまざまです。今回はそのなかでも軽自動車のよく故障する箇所、パーツの修理費用、故障を予防する対策を解説しますのでご参考ください。
軽自動車でよくある故障
軽自動車のよくある故障はどのようなものがあるか、知らない人もいらっしゃるためはないでしょうか。どのような故障があるか知っておくと、いざ故障したときに対処ができます。
タイミングベルトの断裂
タイミングベルトとはエンジン内部にあり、エンジンの吸排気や燃焼の手助けをしている部品になります。このタイミングベルトが断裂すると、エンジンが停止してエンジン本体に大きな負荷がかかり、エンジンが故障する場合があります。また、ウォーターポンプの駆動もおこなっているため、冷却水によるエンジン冷却もできなくなります。そのため、断裂を起こさないためにも、異音チェックなどを含めて定期的に点検しましょう。
燃料ポンプの故障
燃料ポンプの故障は、フィルターの目詰まりが原因で起こります。フィルターは不純物がフィルターに溜まることで起こります。フィルターが目詰まりしたとき、燃料の消費が激しい、エンジンが始動しないといった症状が発生します。解消しなければ、燃料ポンプだけでなく、他のパーツにも支障が起きてしまいます。フィルターの交換は2万㎞ごとに交換するのが望ましいですが、定期的なメンテナンスをすることで安心できます。
エアコンの故障
冷風が出てこないなどの現象が起きた場合は、ガス管に亀裂が入り、ガスがなかで漏れている可能性があります。カーエアコンは、内部にあるエアコンガスが大きな役目をもっており、車内に冷風を送るために必要なモノです。このガスが減ったり、漏れていたりするとエアコンの効きが悪くなります。そのため、エアコンが効かなくなった場合は、エアコンのガスを調べてもらうようにしましょう。
各パーツの修理費用の目安
修理にかかる費用はさまざまです。費用は修理する箇所や工賃によって大きく変わります。ここでは、修理にかかる費用を一部紹介します。
タイミングベルトの修理費用
タイミングベルトの修理費用は、部品交換作業が2万円〜5万円となっており、車種によっては割高になる場合があります。割高になる理由は、タイミングベルトを交換するときに、エンジンの構造上どうしてもエンジンを下ろさないと交換できない手間があるからです。この場合、作業は6時間ほどかかってしまうこともあるため、時間と費用の両方が必要です。
燃料ポンプの修理費
燃料ポンプの修理費用は平均で5万円〜8万円ほどとなっています。主に燃料ポンプの部品代と工賃が、費用の大半を占めています。燃料ポンプは修理ではなく、ほとんどが交換するといった交換作業になるため、工賃が割高になります。また、欧州車の場合は海外から調達することがあるため、部品代と工賃代を含め10万円〜16万円と、かなり割高になるケースもあります。
エアコンの修理費
カーエアコンの修理費用は、修理内容によって価格が違います。エアコンのガス充填なら3,000円~5,000円ほどで済みます。ですが、ガス漏れやガス管の亀裂を修理する場合は、2万円〜3万円と高い金額になってしまいます。ガスの充填費用は、使うと自然的にかかってくることになります。そのため、ガス管の損傷を防ぐためにも、エアコンに負担のかかる操作は控えるようにしましょう。
軽自動車の故障を防ぐためには?
軽自動車の故障を防ぐためにはさまざまな注意するポイントがあります。では、どのような対処が必要なのか解説します。
負荷のかかる操作をしない
急ハンドル、急加速、急発進は車の各パーツに負担をかける恐れがあります。パーツは急な力が加わると変形や、損傷などのダメージを負いやすいので、故障につながります。たとえば、無理やり追い越す為、急な加速、ハンドル操作をするとタイヤや、エンジン、車軸などのパーツに大きな負荷を与えてしまいます。そのため、故障を防ぐには急な操作をしないことが望ましいでしょう。
定期的にメンテナンスする
故障を防ぐには、定期的なメンテナンスをおこなうことが不可欠です。車の部品も消耗品であり、使い続けるとどんどん劣化します。メンテナンスをおこなうことで、思わぬ事故や、故障を早期に発見することもできるでしょう。そのため、定期的に購入した店舗でメンテナンスをうけるようにしましょう。
まとめ
軽自動車は見た目ではわかりにくいですが、れっきとした消耗部品であるため、使い続けると故障する場合もあります。故障の内容としてはエンジン内部のタイミングベルト断裂や燃料ポンプの故障、エアコンの故障を紹介しましたが、ほかにもあります。修理費用は各パーツと故障具合によって変わり、少額で済む場合と高額になる場合があり、時間とそれなりの費用を準備する必要があります。無駄な出費をしないためにも故障を防ぐため、定期的なメンテナンスを受けたり、無茶な運転をしないように心がけたりすれば、故障を減らせるでしょう。