軽自動車の寿命とは?長く使っていくために意識するべきポイントも解説!
同じ車に長年乗り続けていると、だんだんと車に愛着が湧いてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、長年乗り続けている愛車にも使用年数があり、車の寿命は乗る人の使い方次第で大きく異なっていきます。そこで、この記事では軽自動車の寿命や耐久性、長く使っていくために注意すべきポイントについて解説していきます。
軽自動車の耐久性はどれくらい?
軽自動車の耐久性は車本体の寿命と走行距離が大きく関係しているようです。
軽自動車の寿命とは?
国が示す自動車の安全性を図る指標として「法定耐用年数」と呼ばれるものがあります。法定耐用年数とは、車を購入してから何年使用できるかについて法令で定められている年数のことです。
耐用年数は車の種類や使用年数によってそれぞれ異なりますが、新車の軽自動車の場合は4年と定められています。しかし、4年が経過したら軽自動車を安全に使用できなくなってしまうというわけではありません。
そもそも車の耐用年数とは、業務を行う上で何年使用できるのかを図るために国が定めた数値に過ぎないからです。そのため、実際に車をどのくらい使用できるのかについては別の話であり、一般的に軽自動車の寿命はおよそ10~12年とされています。
自動車の走行距離の目安は?
車の耐久性について考える際、車本体の寿命とあわせて目安となるのは車の走行距離です。車の使用頻度や使い方によってそれぞれ異なりますが、一般的に新車の軽自動車の走行距離は10万キロメートルが寿命の目安の数値とされています。
しかし、普段のメンテナンス方法やドライバーの走り方次第では、寿命が短くなってしまう場合や、反対に10万キロ以上走れることもあるため、あくまで走行距離は目安の数値として捉えておくとよいでしょう。
寿命付近の軽自動車に関する注意点
現在愛用している車が製造してから10年以上経過しており、なおかつ走行距離が10万キロを超えている場合は、いくつか注意しておかなければいけないことがあります。そこで、寿命が迫ってきた軽自動車に関する注意点について解説していきます。
燃費が悪くなってしまう
車は年数が経過し、走行距離が多くなっていくことでエンジンなどの各種部品の経年劣化による影響で、購入時より燃費性能が低下してしまうようです。軽自動車はエンジンにかかる負担が大きいため、普通車と比較すると燃費への影響が顕著に出てしまうのも懸念されます。
13年目から自動車税がアップしてしまう
車を維持するためには、毎年必ず自動車税を支払う必要があります。軽自動車に課せられる軽自動車税は普通自動車よりも税額が少ないことで知られていますが、新規登録から13年以上は税額がアップするため注意が必要です。
部品・パーツの劣化
車の寿命が近づくにつれ、部品・パーツも劣化してしまうため、修理や交換を視野に入れておきましょう。中でも主要な部品・パーツについてはおおよそ10万キロで修理や交換を迫られ、種類も多く、多額の修理費用が必要となるため、最悪の場合、車を乗り換えてしまった方がお得なんていうこともあります。
軽自動車の寿命を延ばす方法とは?
自動車購入は決して安い買い物ではないため、どうせなら愛車を長く使用していきたいですよね。寿命を延ばすためには、こまめなメンテナンスや日頃の車の扱い方が非常に重要となります。ここでは、軽自動車の寿命を少しでも延ばす方法について解説していきます。
オイル交換
エンジンオイルは車の血液ともいわれており、エンジン内部で使用されている金属同士の摩擦を軽減し、スムーズに動かすための潤滑油としても機能するなど、非常に重要な役割を担っているようです。
そのため、走行時の車の負担を軽減し、長く使用していくためには定期的なエンジンオイルの交換は必須となります。オイル交換のタイミングについては、最低でも年1回、走行距離で判断する場合には1万キロごとに交換するのがよいでしょう。
タイミングベルト交換
エンジンを回転させるのに必要となるタイミングベルトは、走行距離10万キロごとの交換が目安となっています。タイミングベルトが劣化しているとエンジンが正常に回転できなくなってしまい、最悪の場合、エンジンが急停止して大事故を引き起こしてしまう可能性もあります。そのため、日常的に状態をチェックしておくようにしましょう。
運転スキルを磨く
急発進・急ブレーキはエンジンが高速で回転するため、部品への負担が非常に大きいです。部品への負担は車の寿命とも直結しているため、緊急時以外には急発進・急ブレーキをしないように注意しましょう。
また、エンジンやボディになるべく負担をかけないような運転を常に心掛けることや、エンジンの回転数をなるべく上げずに走る「省エネ走法」も車の寿命を延ばすのに効果的です。
軽自動車の寿命は耐用年数や走行距離のみならず、日頃のメンテナンスや運転方法、扱い方によっても大きく左右されます。「愛車を長く乗り回したい!」という方は、ぜひ本記事でご紹介した方法を参考に、メンテナンスのやり方や運転方法を試してみてください!