軽自動車を購入する際の値引き交渉が成功しやすい時期はいつ?
軽自動車に限らず、車を購入する際には必ず値引き交渉をしましょう。車は値引き交渉ありきで値段をつけられているからです。ここで気になるのが、購入する時期によって値引き交渉の結果に差があるのかどうか。この記事では、軽自動車の購入時、値引き交渉が成功しやすい時期はいつなのかを紹介します。
軽自動車の購入費用の内訳
まずは、軽自動車の購入にかかる初期費用の内訳を確認してみましょう。一番大きな金額は、車両の本体価格です。車種やグレードはもちろん、購入する販売店によって価格は異なります。オプション装備も追加していくことで、料金もプラスされていきます。
車両価格を基本とし、オプション分の料金が追加されるイメージです。フロアマットやETC装備などは購入後でも追加できるため、無理せず、予算内におさまるように選択しましょう。
車購入時の見積もりには、本体価格のみではなく、法定費用と各種代行料金が含まれています。法定価格とは自動車税、自動車重量税などの税金が主で、必ず払わなくてはいけません。代行料金とは車両登録や車庫証明書の登録を、購入者に代わって手続きしてもらう費用です。
軽自動車を購入する際の値引き交渉が成功しやすい時期
ディーラーや自動車販売店の決算期である3月と9月は、「決算前セール」や「オプションサービスキャンペーン」などで集客に力を入れています。一番値引き交渉がしやすいのは、決算前の3月と9月でしょう。販売店としても売り上げを伸ばしたいでしょうし、営業マンも成績が気になる時期です。滑り込みで成績を伸ばそうと、大幅な値引き交渉に応じてくれる可能性があります。
同様に、夏・冬のボーナス商戦も値引きしやすいでしょう。多くの企業では7月と12月の年に2回、ボーナスが支給されます。自動車販売店に限らず、小売業はこのボーナスを自店に落としてもらおうと、ボーナス時期は販売体制を強化しています。多少無理した値引きであっても、ほかでなんとかカバーできる時期です。思い切って値引き交渉してみましょう。
大幅な値引きは期待できませんが、同じ理由で月末もおすすめです。月のノルマが達成できずにいる営業マンは、限界まで値引きをしてくれるかもしれません。決算前やボーナス時期まで期間が空く場合には、月末を狙ってみましょう。
モデルチェンジ直前の情報があれば、旧モデルの車も検討してみては。販売側からすると、古いモデルの車は早く売り切り、新モデルに切り替えたいものです。最新モデルにこだわりがなく、値段を重視したい人におすすめです。
逆に値引きが成功しにくい時期もある?
値引き交渉が成功しやすい時期というのは、ディーラー側の都合であるとわかりました。売り手側の「売りたい時期」には、強引な値引き交渉にも応じてもらえる可能性があります。逆に、値引きしなくても購入される時期は、大きな値引きが期待できません。
ここからは、値引きしにくい時期についても紹介します。一般的に、軽自動車購入の需要が高まるのは新生活の始まる直前2月~3月です。一人暮らしを始めた大学生や新社会人、単身赴任する会社員など、変化するライフスタイルに車が必要となる人が多くなります。そのため、大きく値下げをしなくても購入してもらえ、売り手も強気になりがちです。
3月は決算前セールも開催される時期ですが、2月~3月前半はまだ値引きが難しいかもしれません。早めに準備したい気持ちも理解できますが、予算と天秤にかけてから行動しましょう。行楽シーズン前の9月~10月も、夏のボーナス直後で難しいでしょう。ボーナス商戦で多額の値引き幅を使い切っている可能性もあり、積極的に購入を促す値引きは期待できません。
値引き交渉しやすい時期を逃したら
値引き交渉しやすい時期について解説しましたが、「それまで待っていられない」と急を要している人もいるでしょう。そこで、上手な値引き交渉術を紹介します。まず肝に銘じてほしい点が、営業マンとの関係性です。「買ってやるから限界まで値引きしろ」このような横柄な態度では、値引き交渉は成功しません。
なぜなら車は、購入後も点検やメンテナンスでお付き合いが続く買い物だからです。面倒なお客様と判断されれば、値引き交渉を断られる可能性もあります。営業マンも人間です。お互いが気持ちよく取引できるように心がけましょう。
そして、「今日決めたい」とアピールすることも大切です。この一言で、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高くなります。営業マンは、他店に回られて自店よりも安く提示されることを懸念しています。「今日すぐ決めたい」と意思表示をすれば、営業マンも精一杯の値引きでこたえてくれるでしょう。可能であれば、友人や知人に紹介してもらうとさらなる優遇が期待できます。紹介者の顔をつぶさないようにと、頑張ってもらえるはずです。
最近の軽自動車は性能も高くなり、車両価格はコンパクトカーと同等もしくはそれ以上にまで高騰しています。高い買い物ですから、値引き交渉は必須です。少しでも安く購入したいなら、値引き交渉しやすいタイミングを狙って計画を立てましょう。